大幅書き直し [執筆]
読者の意見は勝手なモノだ。
でも、よくよく冷静に聞くと、やっぱり参考になる。
というか、せっかく言ってくれる意見は、ちゃんと聞かなくては損だ。
「こんなこと言われて悔しい」とは思うけど、ぐっと飲み込めば、その悔しさをプラスに転じて、
今度こそ彼らを唸らせる作品を書いてやる、と胸の奥で闘志が湧いてくる。
悔しさが糧になるのかな。
「これ以上の才能も実力もない」と泣きべそをかいているくせに、
あれこれ人に言われると、今度はきっと……、と思うのだ。
でも、よくよく冷静に聞くと、やっぱり参考になる。
というか、せっかく言ってくれる意見は、ちゃんと聞かなくては損だ。
「こんなこと言われて悔しい」とは思うけど、ぐっと飲み込めば、その悔しさをプラスに転じて、
今度こそ彼らを唸らせる作品を書いてやる、と胸の奥で闘志が湧いてくる。
悔しさが糧になるのかな。
「これ以上の才能も実力もない」と泣きべそをかいているくせに、
あれこれ人に言われると、今度はきっと……、と思うのだ。
比較されても…… [執筆]
知人が「ロロ・ジョングランの歌声」を読んで感想を送ってきてくれた。
読んでくれただけで有り難いのだが、
色々と注文を付けてくれるのが、時にめんどくさいこともある。
東野圭吾氏の小説は読み始めたら止まらないが、私の小説は、やはり経済関連情報をふんだんに入れようとするため、勢いが止まってしまうのだと言う。
あのさー、あんなヒットメーカーと比較されても、立場がないんですけどぉ……。
私は唇を尖らせる。
読んでくれただけで有り難いのだが、
色々と注文を付けてくれるのが、時にめんどくさいこともある。
東野圭吾氏の小説は読み始めたら止まらないが、私の小説は、やはり経済関連情報をふんだんに入れようとするため、勢いが止まってしまうのだと言う。
あのさー、あんなヒットメーカーと比較されても、立場がないんですけどぉ……。
私は唇を尖らせる。
ボツになった小説のこと [執筆]
今更こんなことを言ってもしょうがないとは思うのだが、
昨年書き上げた小説は、資源エネルギー問題をテーマにしたものだった。
ざっくりあらすじを言えば、ODAの歴史を紹介しながら、ODAが決して相手国への慈善だけで行われていないことや、資源確保が重要だったことを述べている。ストーリーは、ODAで地域開発計画を仕込むコンサルタントと、それを活用して銅資源開発へと繋げようとする経済産業省のキャリアの攻防。でも、その目的が、実は銅ではなく、ウランだったというところへ話しが変化していく。
昨年書き上げた小説は、資源エネルギー問題をテーマにしたものだった。
ざっくりあらすじを言えば、ODAの歴史を紹介しながら、ODAが決して相手国への慈善だけで行われていないことや、資源確保が重要だったことを述べている。ストーリーは、ODAで地域開発計画を仕込むコンサルタントと、それを活用して銅資源開発へと繋げようとする経済産業省のキャリアの攻防。でも、その目的が、実は銅ではなく、ウランだったというところへ話しが変化していく。
嬉しい依頼 [執筆]
時々、大学でのレクチャーを依頼されて教壇に立つことがある。
多くは国際協力のことや、経営学、開発学のこと。
コンサルタントは人前で発表するのも仕事の内なので、苦にならないし、
学生の前で話すのは、自分の仕事内容をかみ砕いて易しく整理できるので結構好きである。
先日、e-mailでちょっとしたレクチャーの依頼が来た。
でも、いつもとちょっと違う。
多くは国際協力のことや、経営学、開発学のこと。
コンサルタントは人前で発表するのも仕事の内なので、苦にならないし、
学生の前で話すのは、自分の仕事内容をかみ砕いて易しく整理できるので結構好きである。
先日、e-mailでちょっとしたレクチャーの依頼が来た。
でも、いつもとちょっと違う。
調査と取材 [執筆]
私がいつも業務で行っているのは調査。
既存資料をレビューして、現地関係者に聞き取りをして、現場を踏査して、事実関係をきっちり詰めて定量的、定性的に整理していく。そして報告書にまとめる。
で、調査と取材ってどう違うのだろう。
既存資料をレビューして、現地関係者に聞き取りをして、現場を踏査して、事実関係をきっちり詰めて定量的、定性的に整理していく。そして報告書にまとめる。
で、調査と取材ってどう違うのだろう。
初心に帰ろう [執筆]
なぜ小説を書くのか。
編集者とのやりとりの中で、私は自問自答した。
賞を戴いたからには、編集者に合わせ、読者市場に合わせ、売れる本を書かなくてはいけないのだと思ってきた。社会的価値うんぬん以前の問題として、売れるかどうか、が非常に重要なのだ。売れる本を書いてこそ、それ推薦して下さった高杉良先生や、城山三郎先生の恩に報いることと思った。
でも、出版業界はそんなに甘くはない。
私がちょっとくらい歩み寄ったところで、商業主義には乗れないのだろう。
基本的に、私は開発コンサルタントなのだ。
その責任の延長線として小説を書くのであって、そのこだわりを捨てきれないし、捨てることは私の作家としての命も捨てるということだ。魂は売り渡せない。それは、編集者にも伝わってしまう。
編集者は、社会的意義やら何やらを娯楽小説に求めることは困難だという。
印象に残った編集者の言葉。
編集者とのやりとりの中で、私は自問自答した。
賞を戴いたからには、編集者に合わせ、読者市場に合わせ、売れる本を書かなくてはいけないのだと思ってきた。社会的価値うんぬん以前の問題として、売れるかどうか、が非常に重要なのだ。売れる本を書いてこそ、それ推薦して下さった高杉良先生や、城山三郎先生の恩に報いることと思った。
でも、出版業界はそんなに甘くはない。
私がちょっとくらい歩み寄ったところで、商業主義には乗れないのだろう。
基本的に、私は開発コンサルタントなのだ。
その責任の延長線として小説を書くのであって、そのこだわりを捨てきれないし、捨てることは私の作家としての命も捨てるということだ。魂は売り渡せない。それは、編集者にも伝わってしまう。
編集者は、社会的意義やら何やらを娯楽小説に求めることは困難だという。
印象に残った編集者の言葉。