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老後の生き方について [執筆]

新しい仕事を探そうかと思っている。

母が高齢なため、そうそう海外に行ってはいられない。
もちろん、機会があれば何とかやりくりするつもりだし、
母は「私のために仕事を辞めるな」と言ってくれる。
介護離職の問題が色々報道されているから、
母親としても娘の行く手を阻むようなことはしたくないのだろう。

でも、母のことだけでなく、自分の老後についても考えなくてはいけない。
このまま海外業務だけ行っているわけにもいかないし、
そろそろ日本で生きることを考える時期なのかもしれない。

仕事を探してみると、夢が膨らむ。
いや、確かに本当に就職するとなると色々と制約があったり、
実際に不採用とかになって落ち込むこともあるだろうけど、
私は一応「小説家」なので、
職業欄を眺めているだけで物語がふつふつと沸き上がり
新しい職場や出会いやあれこれと妄想すると楽しいのである。

例えば、給食のおばさんになってみる。
あるいは、税理士事務所で働く。
広告代理店のような職場も面白そう。
人生は一本道だけど、職業は色々あって、
その選択で別の曲がり角を進むと、別の人生が見えてくる。

「老後マネー戦略家族(ファミリー)!」の評判は上々♡
身近な世界を描いているので、共感を持って読んでもらえるようだ。
取材しながら、私自身も老後についてかなり勉強したし考えた。
非常にまっとうな普通の物語だが、一方で、
「海外業務をたくさん経験してきた松村さんならではの物語」
と編集者は言う。
そうかな、と思う。

是非、読んでください。



老後マネー戦略家族! (中公文庫)

老後マネー戦略家族! (中公文庫)

  • 作者: 松村 美香
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2017/03/22
  • メディア: 文庫



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「アフリカッ」来週発売です [執筆]

渾身の一作。
ある意味、新境地である。

経済小説として情報をいかに入れるか考えながら書いた前作とは趣向を変え、
とにかく、楽しく面白く読んでもらうことに注力した。
確かに情報はたくさん詰まっている。
でも、苦労したのは、いかに情報を捨てるか、ということ。

主人公は、28歳の日本男児で、
トラブル続きのアフリカを縦横無尽に走り回る……というか、
けっこうヘタレ野郎なんですが……頑張るんだよね~。
大輝君とともに、アフリカに行ってみちゃってください。

12月20日発売です。
アフリカに行ったことがある人は「そうそう」と頷き、
行ったことのない人も、1785円で行った気になれます。

是非、買ってください(^^)
よろしくお願い致します。

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後には引けない [執筆]

先月末に行った鼎談(ていだん)が、現在発売中の
週刊ダイヤモンド10月12日号に掲載された。

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経済小説を読みつくしている東京経済大学の堺憲一先生と、
人材コンサルタントとしてカリスマ的人気の渋井真帆さん、
そして私の3人が、経済小説の魅力について話し合った。

私は第一回城山三郎経済小説大賞を戴き、
渋井さんは第四回の受賞者となった。

私はマスコミにはあまり露出しないタイプ……というか、
そんなにお呼びが掛からない地味~な小説家なのだが、
城山賞を創設したダイヤモンド社の計らいで、
「女性経済作家を二人創出」したこともあって、鼎談が実現した。

奇しくも、山崎豊子さんが亡くなったタイミングで記事になった。
社会を描く、女性作家という面で、特別な思いがある。
経済、ビジネスは男の世界と思われがちだが、
女性たちだって、仕事をし、社会に貢献している。
その観察眼は、組織の出世戦争に巻き込まれにくい分、
きめ細かい冷静さがあるような気がする。

記事には、次作に関する情報も載せてもらった。

仮タイトルは「アフリカッ」。
中央公論新社から12月発売予定と……。

もう後には引けません。

がんばります(^^)
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新作「利権鉱脈~小説ODA~」発売です [執筆]


利権鉱脈    小説ODA

利権鉱脈 小説ODA

  • 作者: 松村 美香
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2012/11/27
  • メディア: 単行本


気がつけば、最後にブログを書いてから既に5ヶ月以上経っている。
近頃は仲間内のfacebookで短いコメントを書くくらいで、外向き発信を怠っていた。
仕事や執筆やプライベートであたふたと忙しく、腰を落ち着けて書く余裕がなかった。
物書きの端くれとして、ブログぐらいは継続して書けるような環境を作っておこうと思うのだが、書こう、と思っているうちに次の事件が起き、それを書こうと思っているうちに次の事件が起き、また、事件が起き、で、全てが新鮮さを失って書きそびれるのである。

それでも、何とか「利権鉱脈~小説ODA~」を上梓した。

8月末までエチオピアで業務。
帰国してからネパール残務が追いかけてきて、さらに小説ゲラの校正。
隙間を縫ってロンドンとケニア10日間の弾丸取材。
プライベートでもあれこれあって、一時は仕事&執筆そっちのけ。
何とか軌道修正して今に至るって感じである。

さて、出来上がった小説の帯には、高杉良先生の推薦文を戴いた。

リアリティがすごい!
本格派女性経済小説作家の
この訴求力に、脱帽するしかない

という絶賛文である。

さらに、

途上国への中国の影響力が増す中、
日本が取るべき海外援助のあり方を問う、
国際派経済小説の誕生

と、解説がつく。
ちょっと照れくさいが、編集者のアイデアに感謝である。

この小説は読み飛ばすタイプのストーリー小説ではなく、じっくりと一行一行噛み締めながら読み、行間から何かを感じ取って欲しいという思いで書いた。
城山先生の賞の名に恥じない、本格的な経済小説である。
だから、こうしたキャッチコピーが似合っている。

だが、友達に見せると、必ず「ぷっ(笑)」と反応する。
「みかが本格派女性経済小説家かぁ」とからかうのだ。
「だよねぇ、ガラじゃないよねぇ」と頭を掻くと、
「そこがいいところなんだけどね~」とフォローしてくれるのだが……。

内容には自信がある。
登場人物たちの生き方に、賛否両論あるとは思うけど、
悩み、行動する人たちの姿に、共感したり、反発したり、
考えるきっかけになって欲しいと思っている。
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技術の継承@パプアニューギニア [執筆]

第四回目のエッセイの主題についてお伺いを立てようと、当時の調査団長にメールを出した。
返事はパプアニューギニアから。
現在、水力開発関連の業務に従事しているとのことだ。
パプアニューギニアは高い山々が豊かな未開の地だが、
80年ほど前から近代文明が入り始め、今は電力の必要性に目覚めている。

業務内容について詳しいことは知らないのだが、
従事しているメンツに驚いた。

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日曜日は小説家 [執筆]

開発コンサルタントの仕事に小説家業は絶対に持ち込まない。
そう自分自身にけじめをつけてやってきた。
だから、海外に出張中は、一切小説は書かないし、小説のことは考えないようにしてきた。

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下書き保管 [執筆]

腹の立ったことをブログ日記で書く。
でも、はたと気づいて下書き保管にして格納する。
実名で書いているんだから、心の内を鍵のかかった日記に書くのとは違うんだよね。
その辺のことを熟慮して公開しないと、後で後悔する(だじゃれデス)。

日本に帰国していられるのは、僅かな時間しかないのだから、
とにかく、友人知人にがんばって会おうと思う。
出版に関しても、なんとか実現に漕ぎ着けたい。

世の中には酷い人が一杯いる。
モラルを欠いた、酷い仕打ちを受けることもある。
でも、負けないもん。
卑怯な手を使って人を利用するマスコミの汚さに屈したら、
世界中の善意が死に絶えちゃう。

正義は必ず日の目を見ると信じたい。
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この悔しさをどうすればいいのか [執筆]

日本を出る日、新刊の新聞広告を見た。
服部◎澄著の最新刊「天の△舟」が大々的に宣伝されている。
そこには、女性開発コンサルタントを主人公にしたストーリーがあった。

「金をこの手に。それが彼女の、願いだった。途上国開発援助ODAを実行する「開発コンサルタント」に就職した黒谷七波。支援の美名のもとに、巨額のリベートが落ちるシステムを知り……。」

「おいしいですね、ODAは」。女性ながらに開発コンサルタント重役にまで出世、怖いものなしの栄転、大抜擢。光を浴びて輝く黒谷七波を襲う悲劇。そこに救いはあるか。裁かれざる罪との対峙を圧倒的筆力で描く堂々の傑作長編。 」

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中途半端な私 [執筆]

だいたい、目的が欲張り過ぎて中途半端でどっちつかずなんだよね。
国際協力の現場や、途上国の現状を紹介したいとか、
海外で仕事をしてきた者として日本にフィードバックすべきことがあるのではないか、とか、
ある意味、かなりお節介な気持ちが小説を書く動機になっている。
内向き社会で国際社会にみんなが興味を持たないから、
興味ある人々だけの非常にマイナーな蛸壺社会、ODA村になっているから、
そこから少しでも外に向けて発信したくて書いてはいるのだけど、
自分の中でコンフリクトを起こしている。

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切り替えスイッチ [執筆]

休日だが、朝からホテル@カトマンズで仕事。
やっと一息つけるところまで終わったので、気持ちを切り替えることにした。
スイッチを、小説の方向へ回すのである。
その切り替えに、ブログの執筆を使う。

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