SSブログ

新作「利権鉱脈~小説ODA~」発売です [執筆]


利権鉱脈    小説ODA

利権鉱脈 小説ODA

  • 作者: 松村 美香
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2012/11/27
  • メディア: 単行本


気がつけば、最後にブログを書いてから既に5ヶ月以上経っている。
近頃は仲間内のfacebookで短いコメントを書くくらいで、外向き発信を怠っていた。
仕事や執筆やプライベートであたふたと忙しく、腰を落ち着けて書く余裕がなかった。
物書きの端くれとして、ブログぐらいは継続して書けるような環境を作っておこうと思うのだが、書こう、と思っているうちに次の事件が起き、それを書こうと思っているうちに次の事件が起き、また、事件が起き、で、全てが新鮮さを失って書きそびれるのである。

それでも、何とか「利権鉱脈~小説ODA~」を上梓した。

8月末までエチオピアで業務。
帰国してからネパール残務が追いかけてきて、さらに小説ゲラの校正。
隙間を縫ってロンドンとケニア10日間の弾丸取材。
プライベートでもあれこれあって、一時は仕事&執筆そっちのけ。
何とか軌道修正して今に至るって感じである。

さて、出来上がった小説の帯には、高杉良先生の推薦文を戴いた。

リアリティがすごい!
本格派女性経済小説作家の
この訴求力に、脱帽するしかない

という絶賛文である。

さらに、

途上国への中国の影響力が増す中、
日本が取るべき海外援助のあり方を問う、
国際派経済小説の誕生

と、解説がつく。
ちょっと照れくさいが、編集者のアイデアに感謝である。

この小説は読み飛ばすタイプのストーリー小説ではなく、じっくりと一行一行噛み締めながら読み、行間から何かを感じ取って欲しいという思いで書いた。
城山先生の賞の名に恥じない、本格的な経済小説である。
だから、こうしたキャッチコピーが似合っている。

だが、友達に見せると、必ず「ぷっ(笑)」と反応する。
「みかが本格派女性経済小説家かぁ」とからかうのだ。
「だよねぇ、ガラじゃないよねぇ」と頭を掻くと、
「そこがいいところなんだけどね~」とフォローしてくれるのだが……。

内容には自信がある。
登場人物たちの生き方に、賛否両論あるとは思うけど、
悩み、行動する人たちの姿に、共感したり、反発したり、
考えるきっかけになって欲しいと思っている。
nice!(0)  コメント(4) 

nice! 0

コメント 4

小倉清子

出版おめでとうございます!ツイッターのほうにコメントを書き込もうと思ったのですが、なぜかできませんでした。来年1月にまた日本に帰ることになったので、そのときに買って拝読します。
by 小倉清子 (2012-12-02 14:34) 

イワナ

発売日には間に合いませんでしたが、翌日には入手しました!!
まだ忙しくて読めてませんけど、今稽古してる芝居が終わったらゆっくり読みます!!
さわりだけ読みましたが、ほんとにmikaさんの文章って、難しい単語が出てきても、読ませるんですよねー。
by イワナ (2012-12-05 22:52) 

かとーA

会報(読者数9百人余)に「お勧めの一冊」と言うコーナーがあるのですが、この本で記事が書いてもらえるように、推薦してみます。

忘れてました。ブログの再開をお祝い申しあげます。
by かとーA (2012-12-22 23:04) 

mika_m

>小倉さん、イワナちゃん、かとーAさん、応援ありがとうございます。
せっかく書いたんだから、大勢の方に読んでもらいたいと思っています。
口コミででも情報を広げて頂けると有り難いです。
by mika_m (2012-12-23 18:35) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。